NO.539【年功序列は嫌いなので】
一昔前の日本企業は年功序列が当たり前でした。
生意気盛りの若かりし頃の私は、その年功序列に反発をして
いつも年上上司に噛みついていました。
さすがに令和のこの時代、以前よりは年功序列の企業も
少なくなってきたようですが、それでもまだ昔のままの
年功序列企業もそれなりにあるのでしょう。
ミカロジでは以前から年功序列の制度は取っていません。
やる気がある人がいたら、積極的に責任ある立場を任せます。
すると当然年長者や先輩の中でやっかみや不満を持つ人が増え、
それなりの数の人がミカロジから去っていきました。
ときには今までミカロジで頑張ってくれたのにと葛藤もありましたが、
「やっぱり俺は間違っていなかった」と10年ぐらいに先に
答えが出ることを信じて、割り切るようにしました。
NO.538【モノを言い易い空気を作る】
大切なのは形ではなく経営者の心構え。
つまり衆知を集めて経営することを知って、努めて皆の声を聞き、
また社員が自由にモノを言い易い空気を作ることである。
そういうことが日常的にできていれば、事にあたって経営者が
一人で判断しても、その判断の中にすでに皆の衆知が生きている。
松下幸之助氏の有名な衆知のお話です。
「衆知を集める」と理屈ではわかっていても、
経営者という立場になると色々なモノが邪魔をして中々実践できません。
かくいう私もその一人です。
ですので、いきなり衆知を集めるところまでいかずに
先ずは社員が自由にモノを言い易い空気を作ることから
始めてみたいと思います。
これはこれで難しいでしょうが、衆知経営目指すために
空気づくりに専念します!
NO.537【誰かがすでにやったことなら】
どんなに「できる」と信じても、空を飛んだり、透明人間に
なったりすることはできない。けれども誰かがすでにやったことなら
たいていのことは実現できる。
どなたの言葉かは失念してしまいましたが、倒産寸前のときに
「俺より苦労して会社を立ち直らせた人はいっぱいいる」縋った言葉です。
当時は何度も「もうダメだ」と諦めかけていた自分がいましたが
本当にこの「誰かがすでにやったことなら」の言葉には救われました。
でもあまりの辛さに、空を飛んだり、透明人間になる方が確立が高いのでは?
とくだらない考えが頭を過ったことも事実です。
NO.536【自らの力に基づかない経営者】
この世の物ごとの中で、自らの力に基づかない経営者の名声ほど
脆く、当てにならないものはない。
どちらかというと恐怖政治的な意味合いが強いので、
【君主論】はあまり参考にしませんが、この文言は響きました。
早速私に当てはめ、たった30名ではあるが社長業を行っているうえで
「自らの力に基づかない経営者」ではないか?と思うと
少し自信がなくなってきました。
【君主論】更に続く
地位や肩書を得たら、すぐにでも自己研鑽を始めて、
その立場に相応しい実力を養い始めるべき
これも早速やるべきと!自信を失いかけた自分に言い聞かせます。
NO.535【時が変われば、理念も変わる?】
企業が社会的な存在として認められるのは、人の働きがあるからである。
事業を行う以上、社員の働きをもって社会に貢献するものでなければ、
企業が社会に存在する意味がないと思う。
宅急便の生みの親、ヤマト運輸の小倉昌男氏の生前の言葉です。
少し前になりますが、「ヤマト運輸3万人解雇」のニュースが流れました。
長く経営をするうえでは、時が変われば理念も変わるのでしょうか?
決して嫌味ではなく、小倉氏の想いとのズレにそう感じてしまいました。
私ごときが大企業のことにとやかく言う筋合いはありませんが、
せめてミカロジでは、「楽しく働く!」の経営理念を私がいなくなっても
残せるようにしていきたいと、この記事読んで強く思いました。
NO.534【利益は喜びの寄合、貪欲になってはいけない】
利益という言葉の真の意味は、喜びの寄合のことで、
皆が喜びあうことに意義がある。それだから言うではないか
「貪欲な商人が5を求めるときに、清廉な商人は3で満足する」と。
よくよく考えるべきだ。
江戸時代の近江商人に学ぶというものに出ていました。
いつの時代もおんなじですね。
貪欲な大企業や政治家たちが5またはそれ以上を求めてばかりいるから
不祥事や裏金問題がなくなりません。
ですので、中小企業経営者は、江戸時代から続くこの
「利益は喜びの寄合」「清廉な商人は3で満足する」という
近江商人の考え方を大事にしていきたいですね。
NO.533【いくつか当てはまる私、気をつけねば】
顧客や取引先による著しい迷惑行為を「カスタマーハラスメント」
これに当てはまる人の特徴は。45~59歳の男性・年収1.000万円代
職業は経営者、役員、自営業が多い・相対的に社会的地位が高く、
サービスへの水準の厳しい人物が仕事でのストレスや不満を発散する。
収入も社会的地位も高くないですし、サービス水準も厳しいとは思いませんが
年齢・性別・職業は当てはまっていますので、私自身気づかずに
ストレス発散で「カスタマーハラスメント」を行っているかもしれないと
この記事読んで思いました。
ですので、先ずは仕事でのストレスや不満を溜めないようにするために
趣味のバスケットボールに没頭しようと思いますが
これはこれで全然上手くならないので、ストレスが溜まってしまいます。
NO.532【部下に求める前に社長自身に点検を】
「1言って10理解する部下が欲しい」
どの社長さんにも共通する想いではないでしょうか。
ほとんどの社長さんが部下に対して
「なんでわかってくれないんだよ!」
もちろん私も例外に漏れずです。
ですが、一歩引いて考えてみますと
「ちょっと待てよ、社長の俺が1言ったつもりで0.5ぐらいなのかも」
こういう視点を持つことも大事なのではないでしょうか。
社長という立場上、どうしても部下に求めがちになってしまいますが
先ずは自分自身の伝え方や考え方を点検する方が大事なのかもしれません。
これももちろん私自身に言い聞かせています。
NO.531【大企業の成功例はマネできない】
「○○会社(大企業)はこうして成功しました」
大企業の成功事例を説明してくれるコンサル先生は多いです。
誰もが知ってる企業ですのでイメージしやすいですし
成功した取り組みも上手に説明してくれますので
一見分かったような気になってしまいます。
ですが、我々中小企業は大企業と比べるまでも無く
ヒト・モノ・カネの経営資源は不足しています。
となればいくらイメージしやすくてわかった気になっても
大企業の成功事例をそのままそっくりマネすることはできません。
ですので中小企業相手に大企業の成功事例を話すコンサル先生は
信用しないようにしています。
あくまで個人的見解です。
NO.530【PDCAのDとAを大切に】
数値目標の重視が行き過ぎると経営の活力を損なう。
最近の企業は、PdCaになっている。
Pの計画とCの評価ばかりが偏重され、dの実行とaの改善に手が回らない。
行動が軽視され、本質を掴んでやり抜く野性味が削がれてしまった。
日本企業、失われた30年から抜けられない理由。
という記事を目にしました。
ウチにくる営業マンたちを見て、本当にその通りだと思いました。
皆重いノルマ(計画)を課され、その評価に怯えながら
仕事しているように見受けられます。
この記事のように、ノビノビとD(実行)を行いながら
C(評価)を気にせずに、チャレンジしながらA(改善)
していくと良いのではないでしょうか。
これ見習って、ミカロジではpDcAでいきたいと思います。