NO.581【数字はどうでもいいよ】
私は数字は綿密に見てる。でも振り回されない。
社員に「数字はどうでもいいよ」と伝え
みんなは考えなくていいよ、そこは俺が考えるから。
やる気や熱意の邪魔になるところは引き受ける。
だからその分仕事で、熱く、大暴れしてね。
ある経営者がビジネス誌で語っていました。
素直に憧れます!
責任を取るというのはこういうことなのでしょう。
こういう経営者の元なら、社員たちもノビノビ仕事に専念でき
結果業績向上にも繋がるのでしょう。
早速真似して「数字はどうでもいいよ!」と
伝えてみようと思いましたが、情けありませんが
まだそこまでの勇気が出ないのと同時に私自身が
数字を綿密に見れる資質に欠けていることに気づかされました。
本当に情けないの一言です。
NO.580【勇猛より恐怖心が大事】
恐怖心の強い性格が軍人として不名誉なことではなく
古今名将はむしろこの性格の持ち主の方が多い。
人間の知恵は勇猛な性格よりも恐怖心の強い性格から
生まれる方が多い。が古今の名将は、それを自分の胸中に
閉じ込め、部下に知られぬようにした。
「人が辞めたらどうしよう?」
「お客さんに切られたらどうしよう?」
「資金が足りなくなったらどうしよう?」
とにかくビビり~で恐怖心の塊な私ですので、
この文章にはとても救われました。
ですが救われた半面、この文章の最後の文言
「それを自分の胸中に閉じ込め、部下に知られぬようにした」
これができないため、私が名将になれないという現実にも
気づかされました。
こればっかりも性格なのでどうしようもないでしょう。
残念ながら・・
NO.579【競争を無意味にする】
競争を戦略思考の中心に据えるべきではない。
競争よりも新規市場の創出を重視して、競争を無意味にする。
競争へのこだわりを捨てた企業は、競合に対抗したり
相手を打ち負かしたりすることや、競争有利なポジショニングを
手に入れることにほとんど関心を払わない。
争いごとが嫌いな私ですので、この文言を目にしたときは
嬉しい気持ちになりました。やれ価格競争だ~、市場占有率だ~
ライバル叩け~など、とてもじゃありませんがこういう戦いはできません。
とはいってもこの文言指摘のような、新規市場の創出重視は
生半可ではできないでしょう。
ですが、ライバル叩け~のレッドオーシャンの中での血みどろの
戦いを思えば、どんなに大変でも、新規市場の創出に全力投球していきます。
NO.578【現在のやり方を続けた場合】
ある調査で、105ヵ国4.702人のCEOに質問しました。
「現在のやり方を続けた場合、自社のビジネスは10年後に存続できない」
とする回答者が45%に達したそうです。
少ない気もしますが、裏を返せば半数以上のCEOが、現在のやり方で
10年後も生き残れると思っているということです。
こんな私でも、コロナ後・戦争・AI登場・少子高齢化・人口減少・・
間違いなく世の中が変わっているスピードが体験したことがない以上に
早くなっていますので、現在のやり方は通用しないと思っていますので、
なんと半数以上がは・・驚きを隠せません。
やはり人は変化を嫌うのでしょうか?
などと他人のことを言ってる場合でなく、如何に新たなやり方を取り入れ
10年後に生き残っていくか真剣に取り組まなければなりません。
しかしAIとかついていけるかな??
NO.577【動機が誠実かどうか】
二宮尊徳(金次郎)は自分自身を評価するのと同じ基準で
村人たちを評価した。それは、動機が誠実かどうか。
尊徳にとって最高の働き手は、一番多くの働きをする者でなく
一番良い心がけで働く者なのだ。
動機が誠実かどうか見抜くのは難しいですが、
過去人の問題で散々悩みぬきましたので、ミカロジでも
似たような考え方を取り入れています。
それは、ミカロジで一番仕事ができるという基準は
作業が早い・ミスが少ない・段取りが上手い・顧客受けがいいではなく
1日中仲間と笑顔で働ける人と決めています。
この基準を決めてから、社内の人間関係がスムーズになりました。
いくら作業が上手でも、笑顔で仲間と働けない人は評価せず
時には辞めてもらう強い決断も行ってきました。
二宮尊徳さんほどではありませんが、これからもこの基準は
守っていこうと思います。
NO.576【普通ではない何かがある】
一般に企業生存率は10年後に6%、20年後に0.3%
潰れずに20年残っている会社には「普通でない何か」があります。
それはだいたい創業者の個性によるものが多いそうです。
しかしそれは企業のDNAとして守ることは大切ですが、
それ自体が創業者に属人化されてしまうと30年後の生存率
0. 02%と荒波を乗り越えられません。
あ~、ミカロジ来年で20周年。
私の個性がどれほどのものかわかりませんが、
それでもここまでなんとかやってこれたのは、
なんらかの私の個性が影響しているのでしょう。
しかしこれから10年は、冒頭文のように如何に
創業者の個性に頼らない新たな「普通でない何か」を
探していかなければなりません。
と考えても、やっぱり私の個性はツユほどもないので
既に私抜きの「普通でない何か」がミカロジにあるかも?
NO.575【邪険に扱うともったいない】
日々止めどもなく来る、飛び込み営業・テレアポ・ダイレクトメール。
正直うんざりしますし、電話対応の酷いテレアポもたまに見受けます。
そうなればつい、邪険に扱ってしまいますよね。
ただ冷静に考えてみると、ミカロジでも様々な営業手法を駆使していますので
飛び込み営業マンの飛び込みの仕方で、私の心がどう動いたか?
テレアポのセールトークで、その商品への興味が沸いたか湧かなかったか?
ダイレクトメールのレイアウトやキャッチコピーに、目を奪われたか?
そうした視点で見てみると、実は自社の営業手法にもとても参考になる
宝の山が潜んでいるかもしれません。
しつこいなぁ、なんだよその態度、という気持ちもありますが
時には、自社の営業に役立つ手法がなんかあるかも?という
余裕の気持ちを持ってみるのも良いのではないでしょうか?
と、自分に言い聞かせています。
NO.574【予期せぬ成功はあなどれない】
うっかり居酒屋で手の上に刺身こんにゃくを落とし
ヒヤッと感じたのをきっかけに「これだ!」と閃いたのが
「熱さまシート」なんだそうです。
同様に、よく付くけど簡単に剥がれる「付箋」も
強力な接着剤の研究で失敗に失敗を重ねた中で偶然
生まれたそうです。
こうした例は万に一つかもしれません。
ですが日々当たり前の視点での経営の取り組みや考え方も大事ですが
一方失敗や偶然の中にも宝の山が潜んでいるかもという
視点も大事にすることも必要かもしれませんね。
ただあまりにも奇をてらうと、当たり前の視点が欠けてしまうかも?
なんでもバランスが大事ですね。
でもちょっとは、熱さまシートや付箋のような予期せぬ成功に
あやかりたいなぁ、、
NO.573【引き算のビジネス手法】
参考にしていますのが、「千円カット」のビジネス手法です。
床屋さんのサービスから、髭剃り・洗髪を引き算しました。
どっぷり床屋業界の人ではこの発想では出てこないでしょう。
同様にフィットネスジムのカーブスさん。
シャワー・大プール・高度なマシンなどを置かないようにしました。
「千円カット」では時間を、カーブスさんでは女性のコミュニティをと
あらたな顧客ニーズを発掘しました。
古い体質の我が物流業界。このままレッドオーシャンの戦いをしても
会社の発展成長は見込めませんので、この2社のような引き算の
ビジネス手法がないか日夜足りない脳みそに汗を掻いています。
あっ、高齢者向けのスマホも、
機能が少ないほうが売れることを思い出しました!
NO.572【あなたたち社員が・・】
会社というものは経営者だけで実現できるものではない。
あなたたち社員がこれからどういう目標を掲げるのかということと
その仕事ぶりによって、会社の将来が決まるのです。
まだ企業規模が小さいときのキーエンス創業者のお言葉です。
毎年平均年収2.000万円以上の今をときめくキーエンス様。
社員の給料を高くしたいと思っている私の憧れの会社です。
ですので、この「あなたたち社員が・・」の考え方には
共感というかミカロジにも取り入れようと思います。
社員たちが立派な目標を掲げ、良い仕事をこなしてくれれば
いつかミカロジを給料の高い会社になるんだという夢を持って
今日も社員たちと共に頑張っていきたいと思います。
もちろん私自身が一番立派な目標と良い仕事をしてという前提で。