NO.536【自らの力に基づかない経営者】
この世の物ごとの中で、自らの力に基づかない経営者の名声ほど
脆く、当てにならないものはない。
どちらかというと恐怖政治的な意味合いが強いので、
【君主論】はあまり参考にしませんが、この文言は響きました。
早速私に当てはめ、たった30名ではあるが社長業を行っているうえで
「自らの力に基づかない経営者」ではないか?と思うと
少し自信がなくなってきました。
【君主論】更に続く
地位や肩書を得たら、すぐにでも自己研鑽を始めて、
その立場に相応しい実力を養い始めるべき
これも早速やるべきと!自信を失いかけた自分に言い聞かせます。
NO.535【時が変われば、理念も変わる?】
企業が社会的な存在として認められるのは、人の働きがあるからである。
事業を行う以上、社員の働きをもって社会に貢献するものでなければ、
企業が社会に存在する意味がないと思う。
宅急便の生みの親、ヤマト運輸の小倉昌男氏の生前の言葉です。
少し前になりますが、「ヤマト運輸3万人解雇」のニュースが流れました。
長く経営をするうえでは、時が変われば理念も変わるのでしょうか?
決して嫌味ではなく、小倉氏の想いとのズレにそう感じてしまいました。
私ごときが大企業のことにとやかく言う筋合いはありませんが、
せめてミカロジでは、「楽しく働く!」の経営理念を私がいなくなっても
残せるようにしていきたいと、この記事読んで強く思いました。
NO.534【利益は喜びの寄合、貪欲になってはいけない】
利益という言葉の真の意味は、喜びの寄合のことで、
皆が喜びあうことに意義がある。それだから言うではないか
「貪欲な商人が5を求めるときに、清廉な商人は3で満足する」と。
よくよく考えるべきだ。
江戸時代の近江商人に学ぶというものに出ていました。
いつの時代もおんなじですね。
貪欲な大企業や政治家たちが5またはそれ以上を求めてばかりいるから
不祥事や裏金問題がなくなりません。
ですので、中小企業経営者は、江戸時代から続くこの
「利益は喜びの寄合」「清廉な商人は3で満足する」という
近江商人の考え方を大事にしていきたいですね。
NO.533【いくつか当てはまる私、気をつけねば】
顧客や取引先による著しい迷惑行為を「カスタマーハラスメント」
これに当てはまる人の特徴は。45~59歳の男性・年収1.000万円代
職業は経営者、役員、自営業が多い・相対的に社会的地位が高く、
サービスへの水準の厳しい人物が仕事でのストレスや不満を発散する。
収入も社会的地位も高くないですし、サービス水準も厳しいとは思いませんが
年齢・性別・職業は当てはまっていますので、私自身気づかずに
ストレス発散で「カスタマーハラスメント」を行っているかもしれないと
この記事読んで思いました。
ですので、先ずは仕事でのストレスや不満を溜めないようにするために
趣味のバスケットボールに没頭しようと思いますが
これはこれで全然上手くならないので、ストレスが溜まってしまいます。
NO.532【部下に求める前に社長自身に点検を】
「1言って10理解する部下が欲しい」
どの社長さんにも共通する想いではないでしょうか。
ほとんどの社長さんが部下に対して
「なんでわかってくれないんだよ!」
もちろん私も例外に漏れずです。
ですが、一歩引いて考えてみますと
「ちょっと待てよ、社長の俺が1言ったつもりで0.5ぐらいなのかも」
こういう視点を持つことも大事なのではないでしょうか。
社長という立場上、どうしても部下に求めがちになってしまいますが
先ずは自分自身の伝え方や考え方を点検する方が大事なのかもしれません。
これももちろん私自身に言い聞かせています。
NO.531【大企業の成功例はマネできない】
「○○会社(大企業)はこうして成功しました」
大企業の成功事例を説明してくれるコンサル先生は多いです。
誰もが知ってる企業ですのでイメージしやすいですし
成功した取り組みも上手に説明してくれますので
一見分かったような気になってしまいます。
ですが、我々中小企業は大企業と比べるまでも無く
ヒト・モノ・カネの経営資源は不足しています。
となればいくらイメージしやすくてわかった気になっても
大企業の成功事例をそのままそっくりマネすることはできません。
ですので中小企業相手に大企業の成功事例を話すコンサル先生は
信用しないようにしています。
あくまで個人的見解です。
NO.530【PDCAのDとAを大切に】
数値目標の重視が行き過ぎると経営の活力を損なう。
最近の企業は、PdCaになっている。
Pの計画とCの評価ばかりが偏重され、dの実行とaの改善に手が回らない。
行動が軽視され、本質を掴んでやり抜く野性味が削がれてしまった。
日本企業、失われた30年から抜けられない理由。
という記事を目にしました。
ウチにくる営業マンたちを見て、本当にその通りだと思いました。
皆重いノルマ(計画)を課され、その評価に怯えながら
仕事しているように見受けられます。
この記事のように、ノビノビとD(実行)を行いながら
C(評価)を気にせずに、チャレンジしながらA(改善)
していくと良いのではないでしょうか。
これ見習って、ミカロジではpDcAでいきたいと思います。
NO.529【「業界の常識、世の非常識」を参考に】
コロナ禍で漁師になった人が、漁港で当たり前のように廃棄されていた
未利用魚を、色々と工夫をして商品に変えていったと記事で読みました。
これはまさしく「業界の常識、世の非常識」で、漁師歴の長い人には
未利用魚が売れるという発想は皆無かもしれません。
これはなにも漁師の世界だけでなく、どの業界にもあることではないでしょうか。
もちろんミカロジの物流業界でも同じでしょう。
ただ私もどっぷり物流業界に身を置いていますので、
私では未利用魚を売るような発想は出てこないでしょう。
ですので、物流業界の浅いミカロジ社員たちにこの話を伝えて
是非、「業界の非常識」を発掘したいと思います。
NO.528【「大嵐の後にゆっくり地固まる」】
会社買収時から、常に人の問題で悩まされました。
最初の5年で100名以上は辞めていったでしょう。
これもひとえに私の経営能力不足なのですが、
日々社内の状況は人のトラブルで大雨どころか台風のようでした。
ところがなぜか、その大雨のようなトラブルの後は、
少しずつですが社内が良くなっていきました。
「雨降って地固まる」と言いますが、ミカロジに当てはめますと
「大嵐のあとにゆっくり地固まる」こんな感じでしょうか。
なんにせよ、ようやく地固まってきましたので
もう2度と大嵐のような人のトラブルは起こさないようにしたいです。
NO.527【小さな池の大きな魚狙い】
米スリーエムは2020年に売上322億ドル、利益率22.3%の高収益企業です。
ただただ凄いの一言ですが、同社の競争に勝てるロジックというのが
大きな海で大きな企業と競争することは得と考えておらず
「小さな池の大きな魚狙い」で必然的に勝てる小さな池を狙うそうです。
大企業でさえこういう戦略をするのですから、中小企業こそ
この「小さな池の大きな魚狙い」を参考にすべきでしょう。
ただいくら小さな池だとしても、スリーエムのような大企業が
潜んでいるかもしれないので、中小企業が本当に狙うべきは
「小さな池の小さな魚狙い」なのかもしれません。
毎度の勝手解釈ですが。
