2024.12.16
NO.617【顧客にとっての価値はなにか?】
ある土木重機用オイルメーカーが「顧客にとっての価値はなにか?」
を分析して得た答えは土木重機の稼働率だった。
土木会社にとっては一時間の故障が一年分のオイル代に相当した。
そこでこのメーカーは、重機の稼働率を保証することにした。
今では土木会社はオイルの元値さえ聞かなくなった。
この「顧客にとっての価値はなにか?」は大切な問いですね。
つい私たちは、自分たちの価値を考えてしまいがちです。
そうではなく、先ずは徹底的に「顧客にとっての価値はなにか?」を考える。
そうでなければこのオイルメーカーのように稼働率の保証という
発想は出てこないでしょう。ただその考えた結果が、
価格交渉すら不要になったというメリットがついてきました。
常に私も頭の中は、ミカロジの価値は?で埋め尽くされていましたが
ここは早々に切り替え、「顧客にとっての価値はなにか?」
モードにしていきます。