物流2024.09.02(更新日:2024.10.17)
コンテナは20世紀最大の発明だった
20世紀最大の発明は何ですか?と問われれば、何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく多くの人が、携帯電話・パソコン・IT系の技術開発を頭に浮かべる のではないでしょうか。
ですが実は、20世紀最大の発明と言われているのは
ただの鉄の大きな箱のコンテナなんだそうです。驚きますよね。
経済学者のピーター・ドラッカー氏は、このコンテナの登場を
「世の中を一変させたイノベーション」と評しています。
コンテナの登場以前の1950年頃は、海上輸送に関する荷役は人手のかかる非効率な貨物の積み下ろしが主流で、物流コストの大半は人件費でした。
ですがコンテナという規格化された箱を使うことによって大量の貨物を安価に、安全に輸送することが可能になりました。
またコンテナの普及と時を同じくして経済の高度化により生産と消費のグローバル化が進み、モノの流れが量、質、時間軸とともにダイナミックな変化を遂げました。
物流コストが格段に低減されたことで、企業は、より多角的な事業戦略を立てることができるようになりました。
このような理由で、コンテナは20世紀最大の発明と言われています。
普段何気なく目にするコンテナが私たちの生活をより便利にしてくれていたのですね。