NO.569【社長にも不機嫌と指摘していい】
社長や上司の不機嫌ほど嫌なものはありません。
サラリーマン時代も経験していますし、会社買収当時にも
社内に不機嫌な人がいて、多くの人が辞めていきました。
そうした経緯から作ったミカロジ行動指針
【思いやり三原則】
・挨拶は大きな声で
・誰とでも分け隔てなく
・今日も笑顔で
これができない人は不機嫌だぞ!という規則を設けました。
当然私が率先してこれをやらなければなりません。
ですが社長だとついうっかり不機嫌なってしまいがちですので
「社長、不機嫌になっていますよ」いつでも指摘していいと伝えてあります。
とはいっても、社員もそうそう私には言えないでしょうから、
とにかく私が【思いやり三原則】を徹底的に実践して
私の中から不機嫌を追い出さなければなりません。
NO.568【既存サービスから取り除く戦略】
いつも戦略の勉強をするときに参考にしているのが「千円カット」です。
この企業は既存の床屋のサービスから、髪を洗わない・髭を剃らない
というサービスを取り除く戦略を実践して、新たな市場を掘り起こしたからです。
ミカロジのような中小企業では、大きな投資をして新たなサービスを
導入するというのは中々難しい面もありますので、
この「千円カット」のように既存サービスから取り除いた
視点を常に持つようにしています。
物流サービスで見てみますと、保管だけ・検品だけ・デバンニングだけと
発想は出てくるのですが、「千円カット」の10分という時間の概念を
生み出すまで領域までは辿り着ていません。
日々悩んでいますが、「あっ。これだ!」と簡単に発想できるようでは
他社に安易にマネされますので、考えるのは苦しいですが
少しでも「千円カット」に近づけるように、今日も熟考します。
NO.567【創業者に属人化は危険】
一般に企業の生存率は10年後に6%、20年後に0.3%
潰れずに残っている会社には「普通でないなにか」がある。
それはだいたい創業者の個性によるものが多い。
それは企業のDNAで守ることも大切だが、
それ自体が創業者に属人化されてしまうと
30年後の生存率が0.02%と荒波を乗り越えられない。
私の個性は自分ではわかりかねますし、自分にそんな能力が
あるとも思っていませんので、ミカロジが20年近く
やってこれたのは、ただただ人に恵まれたからだと思っています。
それでも私の気づかない「個性」が知らず知らずのうちに
ミカロジに根付いているのかもしれません。
もしこれが今後30年に向けての弊害になるようであれば
今のうちに属人化にならないようにしなければなりません。
と言って「私の個性」がなんであるかまったくわかりません
NO.566【俺はついている!】
とある事情から倒産しかけた会社を引き継ぎました。
大前提として私の経営能力不足が原因なんですが、
当時の社内雰囲気はとても悪く、百名以上の退職者が出てしまいました。
「あの人が・・・」「辞めさせてください」
とにかく常に人で苦労していました。
社長室で何人もの人が涙を流しました。
そんな経験をしてきた私ですが、心の中はいつも「俺はついてる!」
しんどい・辛い・苦しい状況でも「俺はついてる!」続けました。
すると当時では考えられないような(失礼な言い方ですが)
優秀な人材が今ミカロジの主力で頑張ってくれています。
あ~、嘘でも「俺はついてる!」心の中で持ち続けて良かったなぁと
実感している今日この頃です。
NO.565【1回売上を作ると逃げられない】
ドラッグストアで扱ってもらうと楽に売上が上がる。桁違いに売れる。
ただ儲からない。でも1回売上を作ってしまうと、もう逃げられない。
薄い利益でも数が出れば金額も馬鹿にならない。
長い目で見ればじり貧だと頭ではわかっていても。
ある食品メーカー社長さんがビジネス誌で語っていました。
大企業からの大きな売上とはこういうものなんでしょう。
また大きな売上に惑わされる怖さでもあるのでしょう。
ですので、経営者、特に中小企業社長は、安易な売上に惑わされず
小さくともしっかり利益の出せる売上をコツコツ積み重ねていくことが
求められるのでしょう。当然時間は掛かりますが長い目で見てコツコツと。
決してじり貧にならないように。
NO.564【人間の温度でしか孵化しない】
資力にものをいわせてFA(フリーエージェント)で人を
搔き集める方法もあるが、人づくりとなると
お金よりは人の汗ではないか。選手の気持ちを掻き立てるのは
人の熱だ。身を粉にするコーチに選手は「結果で恩返しをする」
あるプロ野球コーチのコメントです。
こういうコーチに選手は教わりたいでしょうね。
またビジネスもまったく一緒ですね。
資力でヘッドハンティングも必要なのかもしれませんが
生え抜き選手同様に新卒で入社した社員に対して
社長や上司は汗をかいて熱い熱で育てることが必要でしょう。
ですがこのご時世、あまり熱過ぎても、〇〇ハラで
訴えられるかもしれませんので、バランスが大事です。
難しい世の中になりましたね、、
NO.563【同じ戦略を使いたがる】
経営者はこれまで採用してきた戦略を使いたがる。
問題解決としてコスト削減案を採用し成功した経験を持つ経営者は
また似たような問題が発生すると同じ手を使うだろう。
私の過去の苦境期、解決策としてガンガン営業をしました。
とにかく新規新規での開拓です。
成功したかどうかはわかりませんが、とにかくこの手法を採用しました。
ですので、また似たような苦境期が来ましたら
この文章のように、きっと同じ手を使うでしょう。
というか、私の拙い経営レベルでは、この手しか思い浮かびません。
だからダメなのかもしれませんが、、
NO.562【「いい会社」とは?】
「いい会社」とは単に経営上の数字がいいというだけでなく
会社を取り巻くすべての人々が、日常会話の中で「いい会社」と
言ってもらえるような会社のことです。「いい会社」は
自分たちを含めすべての人々をハッピーにする。
そこに「いい会社」をつくる真の意味があります。
悪戦苦闘期の頃、「いい会社」にしたいと常に思っていました。
もちろん中々というかまったくできませんでした。
そのもがきの中で、先ずは従業員たちに「ミカロジで良かった」と
言ってもらえるようにしよう。そこをスタートにしました。
それから10数年、「いい会社」と自信を持って言えるような
レベルには到達していませんが、それでも当時よりはミカロジも
「いい会社」に近づいたような気がします。勝手解釈も含めまして。
と安易に調子に乗るのではなく、すべての人々をハッピーにするべく
又日常会話の中で「ミカロジはいい会社だね」と言ってもらえるように
今まで以上の努力をしていきます!
NO.561【的確なアプローチができる】
ターゲットを絞り込む。絞り込みながら、顧客ニーズを汲み上げていく。
ターゲットを絞ると狭い市場にアプローチするような錯覚を起こすが
これはまったくの誤りで、具体的なターゲットを考えると
的確なアプローチができる。
これは私も体感しています。
独立当初は、あれもこれもと狙いがちでしたが、あれもこれもでは
ターゲットが広すぎて、どのお客にも響きませんでした。
ですので、思い切って具体的にターゲットを絞り込んでみましたら
この文章のように的確なアプローチができるようになりました。
最初はターゲットを絞り込むというよりは、その他のターゲットを
捨てることに勇気がいりましたが、この手法を学んだことが
今なんとか経営できているといっても過言ではないかもしれません。
ちょっと言い過ぎかな???
NO.560【同業者と殴り合っている場合ではない】
価格競争型企業はいつも、同業者と価格競争にさらされる。
仕事を取った取られたといった、まさに喧嘩ビジネスの中で
辛うじて生存してると言っても過言ではない。
中小企業の8割がこの価格競争型とのデータもある。
「戦わずして勝つ」競争が嫌いな私は、わたしなりに
この経営戦略を行っているつもりですが、知らず知らずのうちに
中小企業の8割に入っているかもしれません。
この文章のように8割の中で喧嘩ビジネスをしていれば
辛うじてでしか生き残れませんし、長生きなど到底無理でしょう。
ですので、中小企業経営者は、残りの2割に残るべく
如何に喧嘩ビジネスをしないかを日々考えなければなりません。
そこの社長さん、同業者と殴り合ってる場合ではないですよ!