2024.01.31

No.490【60点ぐらいで良しとする】

事業において完全なバランスは組織図にしかない。
生きた事業はあちらで成長し、こちらで縮小し
あちらでやり過ぎこちらでやらな過ぎというように
常にアンバランスな状態にある。
だから如何にアンバランスを強みにするか?

上手い表現だと思いますが、アンバランスを強みにするのは
並大抵ではできないでしょう。
とはいっても常にアンバランスな状態が通常の組織である以上
何らかの手は打たなければなりません。

私なりの一つの方法として、組織に満点を求めるのではなく
60点ぐらいで良しというようにしています。
そう捉えれば多少のアンバランスでも強みにはなりませんが
大きな弱みにもならないかもしれません。
あくまで私の勝手解釈ですが。

2024.01.29

No.489【ピンチだと感じる能力】

ピンチのときに、ピンチだと感じる能力が低い。
数々の経営危機を乗り越えた上場企業社長のお言葉です。

ビビり~の私からすればとても羨ましい話です。
5期赤字・資金枯渇・大量退職者と何度も倒産危機の際
どれだけ「うわぁぁぁぁぁぁぁ、大ピンチだぁぁぁぁ」
私のピンチだと感じる能力の高いこと高いこと。
よくまぁメンタルやられなかったとつくづく思います。

社長たるもの、この上場企業社長のように
ピンチのときこそ、デンと構えて危機を乗り越えるように
しなければなりませんね。

とはいいつつ・・・
私のビビり~は治らないと思いますが。

2024.01.26

No.488【優良顧客にしっぺ返しを喰らう】

「融資先の不祥事相次ぐ」
優良顧客と思ったら、資金流用や粉飾決算で倒産が増えている。
銀行の営業店にとって一番の儲け先、カリスマ経営者がいる先
時代の寵児といわれている先、高成長が続いている先は
目が曇りがちになると少し前の記事で知りました。

これは銀行だけでなく、一般企業にも当てはまるのでしょう。
カリスマ・時代の寵児は少し大げさかもしれませんが
高成長が続いていたり、かなり儲かっているような会社がお客様になると、
つい優良顧客に見えてしまい後々痛い目にあうことも無きにしも非ずでしょう。

ですので、経営者は目先の判断で自社のお客様を見ないように
心掛けなければなりませんね。

優良顧客にしっぺ返しを喰らった時のショックは大きすぎますからね。

2024.01.24

No.487【派閥抗争なきビジネス人生】

18歳で運転手になり、1度の転職を経て、今現在の社長業
併せて40年弱のビジネス人生において、1度も派閥抗争なるものに
巻き込まれたことはありませんでした。

もし何らかの派閥に属していたら、社内のくだらない争いなどに
無駄に時間を使ったり、人間関係が歪んでいたかもしれません。

お陰様でそういった派閥抗争なるものにまったく縁がなかったのは
私のビジネス人生において小さな幸せを感じています。

大企業や政治家の派閥抗争のニュースを日々見せつけられて
つくづく思いました。

2024.01.22

No.486【人間の心というものは・・】

人間の心というものはどのようにも動く。
憎みあい殴り合うのも人間の心の姿である。
親しみあい手を握りあうのも人間の心の動きである。
我々が経営を進めていくうえにおいては、
そういう幅広い人間の心というものを十分認識しておくことが大切である。

有名な稲盛和夫氏のお言葉です。

これは私も経験しています。
5期赤字の頃は大量退職者を出してしまいましたので、
当時の私含めて社員同士はまさしく憎みあい殴り合いの心でした。
その後ようやく社内も落ち着き始めて、親しみあい手を握りあう
というレベルでは至っていませんが、それに近い状況ではと自負しています。

この経験を踏まえ、当時の憎しみあい殴り合うような状況に
2度とならないように、あらためて幅広い人間の心の認識を
しっかりとしていきたいと思います。

しかし当時は辛かった~

2024.01.19

No.485【売上目標をどんなに叫んでも】

集客をどの地域で行い、どのタイミング、どんな方法で行うべきかを
明確に指示できないリーダーは戦略が頭の中に不在なのだ。
売上の目標金額をどんなに叫んでも効果は上がらない。

こんな文言見つけましたが、共感です。
世の中戦略が頭にない社長さんの無意味なノルマがどれだけ蔓延っているか
辛そうな多くの営業マンの顔を見て思います。

私とて、さほど頭の中に戦略があるわけではありませんが
ミカロジでは売上目標の設定はしていませんし、叫びません。

そうはいっても売上は必要ですので、さほどの戦略能力上げるために
日夜必死に戦略勉強を心掛けるようにしています。

「お前ら、売上目標○○円だ~」
こんなんで目標達成できれば経営なんて誰でもできますもんね。

2024.01.17

No.484【経営者として、この仕事だけは譲れない】

ユニクロの柳井氏はチラシの政策だけは、自分がかかわるという話を聞きました。
店が小さいときからの成功体験があるからでしょうか?

経営者として、この仕事だけは譲れないというものは
柳井氏のようにどの社長さんも持っているのではないでしょうか。

かくいう私も、多くの顧客を獲得する際に利用していた
FAX-DMのレイアウトだけは私が作るようにしています。
レベチですが、やはり柳井氏同様に成功体験があるからです。

ですが、この成功体験がのちに会社の弱点にもなるという視点も併せ持っています。
ですので、いずれ近いうちにこの仕事を部下に譲るか
又はFAX-DMそのものを止めるのも必要と考えています。

いつまでも「俺が俺が」は通用しないと肝に銘じています。

2024.01.15

No.483【リーダーを演じる】

リーダーを演じるとは、自分のポジションに対して深く自覚すること。
リーダーなんだから粗食で我慢する。
美女にうつつを抜かさない。
酒に溺れない。
自分の立ち位置を確認し、それに見合った振る舞いを演じ続ければ
それはやがてその人の本性になる。

過去リーダーを演じきれずに自滅していく社長を数多見てきました。
美食・美女・美酒、ちょっと懐潤うと、甘い誘惑が世の中に満ち溢れています。

かくいう私も起業後数年で(ほんの少し)懐潤う状況になりましたので
ご多分に漏れず、リーダー演じきれずに甘い誘惑に駆られてしまいました。

ですが、その後会社買収で倒産寸前を何度も経験しました。
きっと神様が「お前ごときが調子に乗るな」と戒めてくれたのでしょう。

ですので、これからは私も自分の立ち位置をしっかりと確認し
いつかは本物のリーダーになれるよう、今日もリーダーを演じていきます!

2024.01.12

No.482【顧客の買うタイミングに合わせる】

〇〇キャンペーン・決算月なので何とかご協力を・今ならお得です

こういうシチュエーションは全て売る側の都合で顧客が買わされると思っています。
生意気意見ですが、ビジネスはあくまでも顧客が自分の買うタイミングで
買ってこそ成り立つと思っています。
また売る側都合でのビジネスは決して長続きしないとも思っています。

ですので、ミカロジでは「ミカロジさん、商談に来て下さい」と
お客様が買うタイミングになるような営業手法を取り入れています。

時間は掛かりますし我慢も必要ですが、ミカロジ都合で販売してしまうと
利益が出なかったり、お客様と揉めてしまうことが多いと過去の経験踏まえ、
今日もお客様が買ってくれるタイミングをじっと待っています。

2024.01.10

No.481【悪い面を先に言う】

良い面と悪い面を言う営業マンは信用される。
特に悪い面を先に伝える方がより信頼される。
とマーケティングの本に書いてありました。

確かにそうかもしれません。
良い面ばかりや調子のいい営業マンはちょっと信用しかねますよね。
若かりし頃の私がまさにそうでした。

この手法はなにも営業だけではなく、
採用面接で会社側も面接受ける側も良い面ばかり言うより、
悪い面を先に伝えたうえで良い面を言う方が効果的かもしれません。

裏を返せば、良い面ばかり言う人は注意が必要ですね。
いつまでも無くならい投資話なんかは典型的でしょう。

この歳になっても良いことばかり言うお調子者の私も気をつけたいと思います。