NO.611【主人が一番好きだった会社の作業着です】
人が絶対に辞めない会社や、休みや給料が多い会社が良い会社かと言えば
そうではない。社員が自分の会社を好きかどうか。それが一番大事。
昨年70代で亡くなった社員の葬儀の時に奥さんが
「遺影を見て下さい。主人が一番好きだった会社の作業着です」
ミカロジでは人はだいぶ辞めなくなりましたがそれでもまだ辞めますし、
給料は決して高くないので、その観点では良い会社とは言えません。
で、社員がミカロジを好きかと言われれば、「好き」と言ってほしいですが
自信もありません。
ですが経営者たるもの「良い会社」を目指すことは社員たちのためにも
必死に取り組まなければなりませんので、辞めない・給料や休みを多くと
同時に好きになってもらえる努力を欠かさないようにしたいと思います。
まだどうやっていいかまったくわかりませんが、、
NO.610【指導者の他責では下は育たない】
プレーしていればミスは起きる。負けもある。ミスは誰でも悔しい。
そういったとき「なぜミスしたんだ」「なぜ言った通りにやらないんだ」
と選手を叱るのは、俺は教えたのにやらないお前が悪いんだという
コーチの他責。これでは選手は育たない。
あるプロ野球選手OB
これはビジネスでもまったく一緒ですね。
よく大企業ほど上司は部下に責任を押し付ける他責と聞きます。
自責にしてしまうと自分の出世に影響があるからでしょう。
それでは本当に部下は育ちませんし、組織も強くなりません。
とはいっても上司にも上司がいますので、同じ構図ですから
まずはトップ自らが自責で自分が責任を取る姿勢が大事でしょう。
私も肝に銘じます。
NO.609【俺はもってる!】
自ら考え、行動する人材を育てるには
① 自分自身で誤りに気づくように導く
② 当事者意識を持たせる
③ 高圧的な指導は何も解決しない
「割れ鍋に綴じ蓋」
トップの器の大きさに応じてしか人材は集まらない、育たない。
こんな文言を目にしました。
一面そうなのかもしれませんが、これ私に当てはめてみますと
贔屓目もありますが、ミカロジ従業員は私の器以上に優秀な人材が揃っています。
決して上述の①②③を意識的にやってわけでもありませんし
私に人を指導する能力があるとも思えません。
唯一あるとすれば、私が人と出会える運を持ってることかもしれません。
いつも素敵な人や優秀な人と出会えると「俺は持ってる!」
こればかり。
単純な発想ですが、意外と真理を突いてるのかもしれません。
と結びつけるのが、単純なのでしょうが、、
NO.608【下請けイジメ企業は市場から撤退】
不当な給付内容の変更351件、代金支払遅延161件、代金減額92件
不当な利益の提供要請44件、割引困難手形38件、買いたたき26件
報復措置21件、2022年の荷主と物流事業者間の公正取引委員会の調査結果。
酷いの一言です。物流業界の悪しき習慣、下請けイジメが無くなりません。
買いたたきや報復措置などは犯罪と言っても過言ではないでしょう。
物流の2024年問題が始まりました。運転手不足に拍車が掛かるでしょう。
そうなりますと、今まで下請けイジメをしているような荷主は運送会社から
見放されるのは目に見えています。また下請けイジメの行為が利益に
なるような企業は少なからず市場から撤退を余儀なくされるでしょう。
これは何も物流業界だけでなく、どの業界にもこれに似た構図は
あるのでしょう。日々大企業不祥事ニュース目にして実感します。
なんにせよ、下請けイジメをしている企業には市場からの撤退を
強く・強く・強く望みます。
NO.607【社員に煩わしくさせない】
社員の能力を120%発揮させることが、社長の大事な仕事ではないでしょうか。
そのためには社員に煩わしくさせないことだと思っています。
社員の煩わしさとは、社長の顔色を見る、ご機嫌をとる、忖度させるなどです。
こんな煩わしいことを社員にさせていたなら、120%の能力など
到底発揮できません。というか社員の成長の阻害要因にもなるでしょう。
とはいっても、社長自身がこのことに気づいていません。
また社員の方から「社長、そんな煩わしいことさせないで下さい」
とも絶対に言ってきません。
ですから社長自身で常に「社員に煩わしいことさせてないか?」
とチェックしなければなりません。
などと偉そう言っている私自身が、先日「ヤバッ!社員に煩わしいことさせてる」
気づいてしまいました。ですので、これは私への戒めとして書いています。
NO.606【カメから学ぶ】
ウサギとカメのお話。勝ったのはカメ。
この話の本当の学びは、ウサギはカメを見てレースをした。
しかしカメはゴールだけを見て自分ができることをやった。
これ深いですねぇ。ビジネスにも大いに当て嵌まります。
日々の経営、ついつい競合やライバルを見てしまいます。
これでは経営の本質を見失ってしまうのでしょう。
ミカロジの経営のゴールはなんだ?
お客様に喜ばれるサービスを提供して、社員はそこで楽しく働く!
競合に目を奪われるのではなく、この経営のゴールだけを見て
自分ができることをこれから精一杯やっていこうと思います。
本当に深くていいお話です。
NO.605【つい、やってしまうこと】
才能は「人よりうまくできること」ではない。
「つい、やってしまうこと」である。
目から鱗ですね。
手前味噌で恐縮ですが、自分なりにアナログではありますが
集客は(多少)人よりうまくできると己惚れていましたが
これは私の才能でもなんでもないことに気づかされました。
では私の才能の「つい、やってしまうこと」はなんだろう?
と考えてもパッと浮かびませんので、きっと何も才能はないのでしょう。
まっ、そんなことより、せっかく才能の見分け方が分かりましたので
部下たちの「つい、やってしまうこと」に目を向けたいと思います。
思わぬ才能が見つかるかもしれませんので。
NO.604【どんな企業も栄枯盛衰繰り返す】
ベストセラーになったビジネス書
【エクセレント・カンパニー】と【ビジョナリー・カンパニー】
多くの経営者がこの本を読んだことでしょう。
かくいう私も意味はよく理解していませんが読みました。
この2冊の内容は当時成功していた大企業を事例に出していました。
「凄いなぁ」と私なりに感銘したのを覚えています。
ところがここで取り上げられた大企業の現在を見てみると
当時のまま好調の企業は殆どないというか倒産した企業まであります。
そう捉えますと、どんな企業も栄枯盛衰を繰り返すのでしょう。
今どんなに業績よく世間から注目浴びててもそれは長続きしない、
そういったことを頭に入れながら、多くのお客様とお付き合い
しなければなりません。当然ミカロジにも栄枯盛衰あることを踏まえて。
NO.603【大企業を参入させない戦略】
大企業を参入させない戦略の事例
・市場規模を大きくしない明光商会:シュレッダー
・単価を上げない赤城乳業:ガリガリ君
・利益率を上げないナガイレーベン:医療用白衣
・市場を急速に立ち上げない失敗例:いきなりステーキ
というものが出ていました。
これは日々ニッチを考えている私にはとても参考になります。
ミカロジをこの例に当てはめるならシュレッダーでしょうか。
とにかく大企業が参入しても儲からない
市場規模の小さいところを狙う。
ここがミカロジの生きる道と捉えています。
いきなりステーキの市場拡大からの急落は凄かったですからね。
NO.602【3本脚の椅子】
マクドナルドには「3本脚の椅子」という考え方が
創業時から根付いているそうです。
フランチャイジー・サプライヤー・マクドナルドの
3者がそれぞれで強固であることで力強いビジネスが
展開できるという考えからきています。
マクドナルドの強さの秘密が垣間見えますね。
過去何社ものフランチャイズ本部から仕事を頂きました。
同じFCという仕組みを取っていても、フランチャイジーに
対する考えがここまで違うのかと驚かされました。
ある本部はマクドナルドのようにお互い協力し合い
別の本部はただただフランチャイジーからお金を搾り取る。
ただやっぱりそれを見ていますと後者は長続きしません。
ですので規模は違いますが、ミカロジでも従業員・協力会社様たちと
強固な関係を築きながら力強いビジネスを目指していこうと思います。